FXで生き残る方法!許容できる最大損失額を必ず決めておく

僕はFXで最も大切なのは「生き残ること」だと思っています。
そのために必要なのが、「資金管理」です。

そして、資金を管理する目的は、「損失額をコントロールすること」です。

FXには負けが付きものです。
常に負けた場合に備え、損失額をコントロールするようにしましょう。

言い方を換えれば、損失額さえ限定すればFXで大負けすることは不可能ということです。

FXで生き残りたいなら許容できる最大損失額を必ず決めておく

FXで生き残りたいなら許容できる最大損失額を必ず決めておく

FXの世界には、多くの人たちが一攫千金を夢見て参入してきます。
しかし、そのほとんどは、短期間のうちに投資資金を大幅に溶かして退場していきます。

どうして皆そうなるのか?
それは、トレード資金を管理をせず、「許容できる最大損失額を限定していない」からです。

FXでも株でもそうなんですが、ごく短期間のうちに投資資金を何倍にも増やして「時の人」になるトレーダーがいます。

こういう人は、ほぼ間違いなく相当なリスクを取って「ギャンブル的」に買いか売りかに賭けて。「たまたま運良くそれが当たった」という人たちです。

資金を大幅に増大させたことで、周りから「あの人は才能がある」と注目され、また本人も「自分には相場を読む特別な能力がある」と信じるようになります。

しかし、僕から言わせれば、「短期間で投資資金が何倍にもなる」なんてトレードは、ハッキリ言って間違ったトレードです

通常、プロトレーダーが「日々の仕事として行うトレード」では、保有資金の数パーセント程度しかリスクに晒さないものです。

僕の場合で言うと、投資資金の2パーセントのマイナスが発生した際には、必ずロスカットするようにしています。
2パーセント程度の損失であれば、翌日もまたトレードを続けることができるからです

FX初心者は損切りを実行できないことが多い

損失額を限定するためには、

必ずこのタイミングで損切りする!
  1. 資金が何パーセント目減りしたら損切りする
  2. 損失額がいくらになったら損切りする

といったように、投資資金が自分の決めたパーセンテージ、もしくは金額まで達したら必ず損切りするようにしなければなりません。

僕の場合は、先にも書いたように(1)を採用していて、投資資金の2パーセントまでマイナスが膨らんだらロスカットするように決めています。

ところが、この

「レートがいくらまで来たら損切りする」

というのが、言葉で言うほど簡単なことではないんです。
ポジションを損切りして手仕舞うということは、損失を確定させることなので、どうしても心理的な抵抗があるんです。

特に初心者のうちは、僕もそうでしたけど、「ロスカットしないといけない」と頭では分かっていても、いろりろと言い訳を考えては損切りを先延ばし、なかなか負けを認めることが出来ずにいました。、

ポジションを取った直後に、最大損失額を限定するストップ(逆指値注文)を入れる

そういった、言い訳を見つけては、損切りを先延ばしにする習性を「退治」する一番いい方法は、ポジションを取った直後に機械的にストップロスの逆指値注文を入れてしまうことです。

トーレードにおいて、「やるべきこと」を妨げる最も大きな要因は「感情の問題」なので、感情の入り込む余地を与えずに、機械的にストップロスの逆指値注文を入れてしまうのが一番有効な方法です。



FXで何より大切なのは生き残ること

FXで何より大切なのは生き残ること

トレーダーがFXをする動機は、「お金を増やすこと」以外にありません。
それも、圧倒的に増やすことを目論んで、みなFXの世界に参入してきます。

ところが、少しでも験がある人なら分かるように、FXでお金を増やすどころか、現実にはそれを守ることさえ難しい過酷な世界です。

確かに、BNFさんやcisさんのように、常識では考えられないようなトレード成績を残す達人が実際に存在します。
でも、それは極めて稀な、選ばれた人たちの話です。
野球に例えれば、イチローや大谷翔平のようなものです。

そんな「特殊な才能を持った人たち」と同じような結果を出そうと、動きの激しい市場に、大量のロットで「突撃」するのは、あまりにも危険な行為です。

また、仮に運良く最初のトレードで大儲けできたとしても、「ラッキーだっただけの実力を伴わない人たち」の多くは、遅かれ早かれ稼いだ資金のほとんどを「相場に返す」こととなります。

こんな運任せの根拠のないトレードをしていては、FXの世界で生き残っていくなんて夢のまた夢ですし、生き残れなければ、成長する機会すら与えてもらうことが出来ません。

続けるからこそFXで成長できる

僕は15年以上トレードの世界で生きてきました。
最初の頃は、苦労して貯めた投資資金をあっという間に溶かし、また必死にお金を貯めてはまた溶かす。といった大味なトレードを繰り返していました。

僕には「トレードが巧くなりたい」という執念があったので、何度「退場宣告」されても、その度に戻ってくることが出来ましたが、普通の人はそうはいかないと思います。

それに、度々退場していては、FXのトレードについて実戦で経験を積むことが出来ません。
これでは、いくら机上で勉強を重ねてもトレード技術が上達することは難しくなります。

なので、

FXトレーダーが何よりも肝に銘じておくべきことは

「FXの世界で生き残ること」。この一言に尽きます。
大きく稼ぐことは後回しで構いません。生き残ってさえいれば、いつか大きなチャンスは訪れます。
それよりも、まずは生き残ることだけを最優先に、「資金管理」を徹底してください。

極端な話、資金管理さえ出来ていれば何をやってもいい

極端な話、資金管理さえ出来ていれば何をやってもいい

ここまで、「FXの世界で生き残ることの大切さ」と、そのために重要なのが損失額を限定するといった「資金管理の重要性」についてお話してきました。

この2つさえ厳格に守ることが出来るなら、FXで大儲けはともかく、少なくとも大損することはありません。
なので、「資金管理」が徹底できていて、FXの世界で生き残り続けられるのであれば、極端なことを言えば「何をやっても構わない」ということです。

例えば、僕の場合で言うと、普段は雇用統計のトレードはギャンブル的なので控えるようにしてるんですが、もし、キチンと損失額を限定し、投資資金が大きく目減りすることを避けられるのであれば、雇用統計でギャンブル的なトレードをしても構わないと思います。

損失額を限定し、その額を失うことを自分で受け入れられるのであれば、それは計算されたまっとうなトレードと言えるからです。

「何をやってもいい」とは、トレードが完全にトレーダーのコントロール下にあるということ

雇用統計のような「予想不可能」なトレードでさえも、損失額を限定した「安全なトレード」として戦えるということは、そのトレーダーの心は穏やかで落ち着いているはずです。
なにしろ、すべてがトレーダーのコントロール下にあるわけですから。

こういった自らの心理状態を常に平静に保てるトレーダーは、きっと稼げるトレーダーです。

僕が勤めていた先物取引会社の同僚のトレーダーたちも、成績の良いトレーダーは、やはり常に冷静で、感情を表に出さないタイプの人たちでした。

これからFXを始めようと考えている方は、ぜひ、このことを覚えておいてください。