
この度は、「国内FX業者ランキング【元先物トレーダーがおすすめ10社を比較】」をご覧いただきありがとうございます。
元先物トレーダーで、現役FXトレーダーでもある 麦 恵成(バク ケイセイ)と申します。
僕は先物取引会社に勤務していた時代を含めると、25年ほど相場に関わって来たことになります。
まだ日本で外国為替証拠金取引(FX)が始まっていなかった時代から、FXが徐々に日本国内に浸透していく過程をつぶさに見てきました。
先物業界が外国為替事業に進出していった時代の高揚感は、今でも忘れられません。
ここでは、多少FX業界の裏側を知る者として、また、実際に数々の国内FX業者を利用してきた者として、特にお勧めの「FX会社BEST10」をランキングしてみました。
「国内にはFX業者があり過ぎて、どこを選べばいいか分からない」
とお悩みの方に、参考にしていただけると嬉しく思います。
国内FX業者の比較ポイント
プロトレーダーとして僕が着目するFX業者の比較ポイントは以下の通りです。
- 公表されているスプレッドとスプレッドの安定性・スリッページ
- トレーディング・ツールの機能・使いやすさ
- 参考程度にスワップポイント。特にプラスとマイナスの差。
これらの要素は、トレード成績に直接影響を与えるので、かなり慎重に検討する必要があります。
とはいえ、FXをはじめたばかりの頃は、「どのFX業者にどんな特徴があるのか?」「自分に合うFX業者を選ぶ基準は?」など、なかなか分からないことが多いと思います。
そこで、トレーダー歴約20年の僕が、「初心者にも使いやすいお勧めのFX業者」をピックアップしてみました。
※ 上記の3項目については、このページの下の方で詳しく解説しています。
1位 LION FX(ヒロセ通商)

ドル円のスプレッドが0.2銭というのは多くのFX業者と同じですが、ヒロセ通商の「LION FX」では会社側からスキャルピングが公認されているんです!
狭いスプレッドが最も効果的なのはスキャルピングですから、「超短期トレーダー」にとってはたいへん重宝する口座です。もうひとつ LION FX の特徴は、急激なレートの変化があった際に、通常の「BID判定」ではなく「ASK判定」を採用していることです。
「ASK判定」は、一時的なレートの変化によってストップロスの逆指値にかかってしまう、いわゆる「切らされる」現象からトレーダーを守ってくれます(詳しくはLION FXの詳細をご覧ください)。
マイナス点は、系列のJFX同様スワップ金利が低いことでしょう。
LION FXは、アフィリエイト報酬が極端に低いので、多くのFXサイトで低く評価されていますが、現役トレーダーの僕からすれば、国内ナンバーワンのFX業者だと思います。
取引単位 | 初回入金制限 | スプレッド | 通貨ペア |
---|---|---|---|
1000通貨(約5千円)から | 10000円から | ドル円0.2銭 | 50 |
2位 マネーパートナーズ

マネーパートナーズは、もしかすると知名度はそれほど高くないのかもしれませんが、僕は素晴らしいFX業者だと思っています。
理由は、まずスプレッドが業界最狭水準なのに約定率は100%という実績を誇っているので、トレーダーが売買したいレートで「ほぼ確実に約定」しているということです。
スリッページの発生が気になる方には、不安を払拭してくれるFX業者と言えます。
スワップポイントも高いですし、さらに、高性能な取引ツールには「ストラテジーを組んで、それをバックテストできる機能」も備えています。
取引単位 | 初回入金制限 | スプレッド | 通貨ペア |
---|---|---|---|
10000通貨(約5万円)から | なし | ドル円0.3銭 | 20 |
3位 GMOクリック証券

GMOクリック証券は、世界で最も利用されているFX業者で、しかも、2012年以降ずっと取引高世界1位をキープしています。人気の理由は、まずスプレッドがドル円0.3銭と狭いこと、そして、これが最大の要因だと思うのですが、GMOクリック証券が独自開発したトレーディング・ツールの使いやすさです。
僕自身も、はじめて開設した国内FX業者がGMOクリック証券でした。
取引ツール「GMOクリックFX + はっちゅう君」の使い心地は、他の国内FX業者のツールより一歩リードしているように思います。
取引単位 | 初回入金制限 | スプレッド | 通貨ペア |
---|---|---|---|
10000通貨(約5万円)から | なし | ドル円0.2銭 | 20 |
4位 DMM FX

DMM FXは、口座開設数が80万を超える国内でも特に人気のあるFX業者です。僕自身も、DMM FXとGMOクリック証券をメインの口座としてトレードしていますが、この両社は、スプレッドの狭さと取引ツールの使いやすさ、さらには信頼性とった「総合力の高さ」が、多くのFXトレーダーから選ばれる理由だと思います。
スキャルピングは基本的に禁止されてますが、おそらく「秒単位」のスキャルが禁止という意味で、僕のような「数分以上」持つトレードに関しては問題ありませんでした。
電話やメールでのサポートが平日の24時間応対してくれる上に、業界では初めてLINEでの問合せにも対応しています。
取引単位 | 初回入金制限 | スプレッド | 通貨ペア |
---|---|---|---|
10000通貨(約5万円)から | なし | ドル円0.2銭 | 20 |
5位 JFX

JFXの最大の特徴といえば、外為業界のプロ中のプロ、小林芳彦氏が社長を務めていることです。
FXに精通したトレーダーが会社のトップにいるだけあって、JFXのサービスはトレーダーが求める「狭いスプレッド」「スキャルピングOK」「質の高い情報」といった要素を満たしてくれています。ただし、スワップポイントは低いので金利狙いの人には不向きです。
取引単位 | 初回入金制限 | スプレッド | 通貨ペア |
---|---|---|---|
1000通貨(約5千円)から | 10000円から | ドル円0.2銭 | 24 |
6位 外為ファイネスト

外為ファイネストは、「海外資本の国内のFX業者」ということで、他のFX業者とは少し違った特徴があります。
ロシア製の最強トレーディングMT4が使えることもそうですし、客からの注文を直接インターバンク市場に流すノンディーリングデスク方式ということも、一般的な国内FX業者とは違っています。そういった特徴から、日本法人の外為ファイネストは「海外ブローカーに興味はあるけど登録するのは不安だった」といった方にお勧めの口座です。
しかも、1000通貨(約5000円)からFXを始められるうえ、スキャルピングもOKです。僕は外為ファイネストのMT4を使うことで、ほぼ毎日利益を上げています。詳しくは「トレード日記」をご覧ください。
取引単位 | 初回入金制限 | スプレッド | 通貨ペア |
---|---|---|---|
1000通貨(約5千円)から | なし(クイック入金は5000円から) | ドル円0.4~1.0pips | 30(MT4口座) |
7位 外為ジャパン

2012年にDMM.com証券に傘下に入った外為ジャパンでは、DMM FXと同じトレーディングツールやシステムを採用しています。
つまり、外為ジャパンで口座開設すれば、国内FX業者で人気ナンバーワンのDMM FXのシステムが、DMM FXよりも少額の千通貨(5000円)から利用できます。
FXをなるべく少額から始めたい初心者トレーダーに最適なFX業者だと言えます。
取引単位 | 初回入金制限 | スプレッド | 通貨ペア |
---|---|---|---|
1000通貨(約5千円)から | なし | ドル円0.2銭 | 15 |
8位 みんなのFX

国内FX業者の中でも「最古参組」なのが、みんなのFX(トレーダーズ証券)です。
実力的にも、最狭水準のスプレッドに高いスワップポイントと、それだけでも十分魅力的なんですが、さらに自動売買システム「みんなのシストレ」とバイナリーオプションの「みんなのオプション」もあります。
みんなのFXは、長年の運営実績があるだけにトレーダーの望むものを理解してくれている、たいへん優れたFX業者です。
取引単位 | 初回入金制限 | スプレッド | 通貨ペア |
---|---|---|---|
1000通貨(約5千円)から | なし | ドル円0.3銭 | 27 |
9位 LIGHT FX

LIGHT FX は、スプレッドは業界最狭水準、かつスワップポイントは業界最高水準ということで、トレーダーにとっては非常に魅力的な要素が揃っています。
約定率も99.9%と高く、ほぼ狙ったレートで約定されます。千通貨(約5千円)から取引できるうえに、初心者用の取引ツール「シンプルトレーダー」も用意されている、入門用に適したFX業者でもあります。
取引単位 | 初回入金制限 | スプレッド | 通貨ペア |
---|---|---|---|
1000通貨(約5千円)から | なし | ドル円0.3銭 | 27 |
10位 外為オンライン

スプレッドが高めの外為オンラインですが、無料セミナーの開催や、アナリストのレポートやブログといった情報面のサービスが充実しているので、「FXを学べる」という意味で開設しておきたい口座のひとつです。
また、成績優秀な自動売買システム「iサイクル2」が利用できるので、兼業トレーダーの方や、メンタルの問題でトレード成績が向上しない方にも適していると思います。
取引単位 | 初回入金制限 | スプレッド | 通貨ペア |
---|---|---|---|
1000通貨(約5千円)から | 5000円から | ドル円1.0銭 | 24 |
FX業者をランキングして感じたこと
今までは、トレーダーとして単にFX業者を利用するだけだったので、あまり各社を順位付けするような見方はしていませんでした。
なので、自分なりのFX業者の「評価基準」をあらためて明確にし、各社をランキングしていく作業は、それぞれのFX業者の特徴について新たな発見があったりと、思った以上に楽しい作業でもありました。
この「国内FX業者ランキング【元先物トレーダーが選ぶBEST10】」に掲載したFX会社と順位については賛否両論あるかと思いますが、あくまで僕個人が「使ってみた印象」ということで、ご理解いただけたらと思います。
一般的な「FX情報サイト」で必ずと言っていいほどランキングの1位と2位を占める「DMM FX」と「GMOクリック証券」に関しては、素晴らしいFX業者だと思っていますし、実際、GMOクリック証券の取引ツールは僕も愛用しています。
ただ、これは僕自身のトレードスタイルによる部分も大きいのですが、やはりスキャルピングを公認してくれているということも含めて総合的に判断し、1位に「ヒロセ通商のLION FX」を挙げさせてもらいました。
FX業者を選ぶポイントについてさらに詳しく
冒頭の、「プロトレーダーが着目するFX業者のポイント」について、もう少し詳しくお話ししたいと思います。
ポイントは3つありました。おさらいすると、
- 公表されているスプレッドとスプレッドの安定性・スリッページ
- トレーディング・ツールの機能・使いやすさ
- 参考程度にスワップポイント。特にプラスとマイナスの差。
では、順番に見ていきましょう。
① 公表されているスプレッドとスプレッドの安定性・スリッページ
これは、「FX業者が公表しているスプレッドと実際に約定するレートには違いがある可能性があるので注意すべき」、ということです。
公表されているスプレッドと約定レートを確かめる数値として最も信頼できるのは「約定率」です。
このランキングでピックアップした10社に関しては、おおむね99%以上、「マネーパートナーズ」に関しては100%という高い数値を実際のデータとして公表しているので問題はありません。
また、ここに掲載した国内FX業者のほとんどは、「スプレッド原則固定」なので、あまりスプレッドの広がりを気にする必要はありませんが、重要な経済指標の発表や要人の発言、さらにはアメリカ時間のマーケットがクローズする直前といった「売買が集中する時間帯」については、どうしてもスプレッドが広がる可能性があるので、留意しておきましょう。
②トレーディング・ツールの機能・使いやすさ
取引ツールの良し悪しというのは、そのトレーダーの好みがあるので一概に「どれがベスト」とは言えないのですが、僕の個人的な好みだとおことわりした上であえて言うとすれば、「GMOクリック証券」「JFX」「外為ファイネスト(MT4)」といった辺りの取引ツールは使いやすいと思います。
同じドル円のレートを表示していても、ティックの刻み方というか、値の動き方にツールごとの微妙なクセがあるので、はじめのうちは各社の取引ツールをいくつか試してみて、気に入ったものを選ぶようにすればいいかと思います。
もっとも、超スキャルパー以外のトレーダーにとっては、細かなティックの刻み方など問題にはなりませんが。
③参考程度にスワップポイント。特にプラスとマイナスの差。
スワップポイントに関しては、「短期トレード専門のトレーダーにとっては無視していい」ことです。
ほとんどのFXトレーダーは短期トレーダーでしょうから、スワップ金利などを気にしていたら、大局的な判断を見誤ります。
一方、FXを「外貨預金の延長」として捉えている方には、各FX業者が設定しているスワップポイントはたいへん重要な数値になります。
かく言う僕も、FXをトレード以外にも「金利を稼ぐもの」として、トレード用口座とは別の「スワップポイント狙いの口座」を使って利ザヤを抜いています。
実際、FXはレバレッジが効くうえに、毎日スワップ金利が口座に入金されるので、定期預金や外貨預金などよりも遥かに資金効率の良い投資ができます。
具体的には、例えば、5万円ほどの投資資金で1万通貨のドル円をロング(買い)したとすると、毎日50円ほどのスワップ金利が口座に入金されます(2019年10月時点)。
50万円あれば、何もしなくても毎日500円ずつ増えていくわけですから、定期預金とは比較にならないペースで資金が増えていきます。
ただし、レートの急変に備えて証拠金維持率は余裕を見ておいた方が良いでしょう。
僕の場合は、チキンなので(笑)常に300%~350%ぐらいの証拠金維持率を保つようにしています。
また、スワップポイントは目減りしてしまいますが、「本玉」とは逆相関関係にある通貨ペアをヘッジのために持っておくのもひとつの手です。
ちなみに、僕が利用している利ザヤ稼ぎ用の口座は「DMM FX」と「GMOクリック証券」で、スワップポイントが高く設定されているのでおすすめです。
特に、DMM FX は、スワップポイントの「プラスとマイナスが同額」という嬉しい設定になっています。
ほとんどのFX業者は、スワップポイントのプラス幅よりもマイナス幅を大きく取ることで利ザヤを稼ぐのですが、DMM FX ではそれをせず、「トレーダーから奪っていない」ということです。
お勧めの国内FX業者一覧【スプレッド・取引単位・特徴】
取引単位 | ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 | 通貨ペア数 | 特徴 | 詳細 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
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1万通貨 | 0.2銭 | 0.5銭 | 1.0銭 | 20 | 取引高世界第1位継続中。取引ツールは僕もお気に入り。 | 詳細 |
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1万通貨 | 0.2銭 | 0.5銭 | 1.0銭 | 20 | 口座数80万以上。すべての要素が高いレベルで揃った大人気のFX業者。 | 詳細 |
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千通貨 | 0.2銭 | 0.5銭 | 1.0銭 | 15 | DMM.com証券のもうひとつのFX業者。千通貨からDMM FXのシステムが使える。 | 詳細 |
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1万通貨 | 0.3銭 | 0.4銭 | 0.9銭 | 20 | 約定力No.1&顧客満足度No.1!密かな実力者。超お勧め! | 詳細 |
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千通貨 | 0.3銭 | 0.4銭 | 0.9銭 | 23 | ポンド円のスプレッド最狭の0.9銭。バイナリーオプションもあり。 | 詳細 |
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千通貨 | 0.3銭 | 0.4銭 | 0.9銭 | 23 | 「みんなのFX」と同じトレーダーズ証券傘下。LIGHT FX の方が初心者向き。 | 詳細 |
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千通貨 | 1.0銭 | 2.0銭 | 3.0銭 | 24 | スプレッドの厚さはネック。でも、自動売買システム「iサイクル2」が優秀で55万口座突破! | 詳細 |
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千通貨 | 0.2銭 | 0.4銭 | 1.0銭 | 50 | 最狭いスプレッドかつ「スキャルピング可」の貴重な会社。 | 詳細 |
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千通貨 | 0.2銭 | 0.4銭 | 1.0銭 | 24 | 元為替ディーラーの小林芳彦さんが社長を務めるスキャルピングOKのFX業者。 | 詳細 |
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千通貨 | 0.3銭 | 0.5銭 | 1.0銭 | 24 | 千通貨(約5000円)から取引可能&スプレッド最狭水準。 | 詳細 |
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1万通貨 | 1.0銭 | 1.6銭 | 2.4銭 | 12 | 「シストレ24」で成績優秀者の自動売買システムを使用できる。 | 詳細 |
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千通貨 | 0.3銭 | 0.4銭 | 0.9銭 | 25 | 狭いスプレッドでスキャルピングもOK。システムトレード(自動売買)もある。 | 詳細 |
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千通貨 | 0.4~1.0銭 | 0.4~1.4銭 | 0.8~2.0銭 | 30 | 最強の取引ツール「MT4」が使える外資系の「国内FX業者」。スキャルもOK。 | 詳細 |
FXの基礎知識
FXに限らず、株にしろ先物取引にしろ、「トレードで勝つ」ということは簡単なことではありません。
僕も、ある程度勝てるようになるまでに、何百万円という金額と、何年間という時間を費やしてきました。
一方で、トレードがそれほど難しいものであるがゆえに、勝てるようになった時の見返りは「あなたの生活を劇的に変えてしまう」ほど大きなものです。
ただし、トレードで勝てるようになるためには、他の誰よりも相場について勉強する必要があります。
多くの人が、トレードを始めるに際して、「勉強という代償を払いません」。
多くの人は、なぜか「トレードなんて簡単に勝てる。楽に稼げる」と思い込んでFXの世界に足を踏み入れるんです。
そんな人たちを相手に、もし、あなたがFXの勉強に多くに時間を費やし、彼らより多くの知識、技術を身につければ、それは必ず結果になって表れます。
「FX ABC」では、FX業者の紹介だけではなく、トレードで勝つために必要な知識も体型的に学ぶことが出来ます。
ぜひ、以下の各項目についてしっかりと学び、勝てるトレーダーを目指してください。
FXってなに?今さら聞けないFXの基礎から解説
「FX」と聞くと、多くの方が「リスクの高い危険なもの」という印象を持っているように感じます。
確かにFXに限らず、相場にお金を投じるということには常にリスクが伴います。
しかし、FXについて何も知らない人がいきなり自己資金を投じるのは危険な行為ですが、FXがどういったもので、何が危険で何が安全かについて学んだ人にとっては、「リスクに見合うリターンが得られるチャンスを提供してくれる場所」でもあります。
まずは、FXの仕組や基本的な用語について学び、FXがあなたにとって投資価値のあるものどうかを判断しましょう。
FXのレバレッジとは?リスクを計算し資金を安全に運用しよう
FXとは、証拠金をFX業者に差し入れて、それを担保として為替取引を行う「外国為替証拠金取引」というものです。
その特徴は、預け入れた金額の25倍まで(国内)の金額を取引することが出来、これを「レバレッジ」と呼びます。
よく、「FXはレバレッジが掛かるから危険だ」という言葉を耳にしますが、これはFXに対する知識の無さからくるもので、実際はレバレッジを掛けるかどうか、掛けるとしたら何倍ぐらい掛けるか、といったことはトレーダー自身が判断することです。
FXのレバレッジがどういうものかを認識し、キチンと資金管理をすれば、レバレッジというのは危険なものではないことが分かるはずです。
⇒ FXのレバレッジとは?リスクを計算し資金を安全に運用しよう
テクニカル分析とファンダメンタルズ分析【トレーダーに必要なのは?】
チャートの動きを読む「テクニカル分析」と、経済の基礎的条件を判断材料とする「ファンダメンタル分析」は、長く「どちらに優位性があるのか?」と議論されてきました。
近年は、短期トレーダーがマーケットの中心であることから、「近い将来を予測しやすいテクニカル分析派が優勢」となっていますが、ファンダメンタルズもやはり無視することは出来ない重要なものです。
テクニカル分析・ファンダメンタル分析それぞれの意味と、現在のマーケットに則した「接し方」を知ることも重要です。
⇒ テクニカル分析とファンダメンタルズ分析【トレーダーに必要なのは?】
FX初心者はこの経済指標に注意!為替市場に影響を与える指標発表
経済指標、特にアメリカの経済指標は為替市場に大きな影響を与えます。
そのインパクトは、「チャートの理論」など瞬時に吹き飛ばし、それまでのトレンドを一変させることも度々あるほどです。
そこで、FXトレーダーにとって大切なのは、アメリカの重要な経済指標が「いつ発表されるのか?」、そのスケジュールをしっかり把握することと、その際に自分のポジションをどうしておくべきかを知っておくことです。
⇒ FX初心者はこの経済指標に注意!為替市場に影響を与える指標発表
FXのスキャルピングとデイトレード あなたに向いてるのはどっち?
FXは、スワップ金利を目的に長期保有している人もいますが、基本的には、その日のうちに決済する「短期のサヤ抜き」を目的とした短期トレーダーが腕を競う世界です。
デイトレーダーと呼ばれる超短期トレードにも、数秒から数分で手仕舞う「スキャルピング」と、数十分から数時間程度保有する「デイトレード」といった手法があります。
これらは、一概にどちらが有利といったものではなく、トレーダーの性格によって「向き不向き」が分かれます。
FXで勝つためには、自身の性格に合ったトレード手法を身につけることが必須です。
⇒ FXのスキャルピングとデイトレード あなたに向いてるのはどっち?
FXのトレードをする時間帯に注意!東京・欧州・アメリカ時間の特徴
FXは、株と違って平日のほぼ24時間取引ができるところが魅力のひとつです。
本職が別にある兼業トレーダーにとって、都合のいい時間帯を選んでトレードできるのはすごく良いことではあるんですが、気を付けておかなければならないことがあります。
それは、FXでは取引する時間帯によって、「為替レートの動き方に違がある」からです。
一般的には、東京時間・欧州時間・アメリカ時間と呼ばれていて、それぞれの国が昼間の時間帯には、それぞれの国の経済事情や国民性というものが相場の動きに反映されます。その違いについて見ていきましょう。
⇒ FXのトレードをする時間帯に注意!東京・欧州・アメリカ時間の特徴
FX初心者にお勧めの通貨ペアは?ドル円・ユーロ円・ポンド円?
取引する時間帯によって「お国柄」が表れるように、各通貨ペアによっても「それぞれの動き方の特徴」があります。
基本的には、取引量の多い米ドル・ユーロ・円といった通貨は比較的動きが穏やかで、それよりも取引量の少ないポンド・豪ドル・NZドルといった通貨は比較的荒い動きをする傾向があります。
そういった各通貨ペアごとの特徴を知ってトレードしていると、次第に「自分のリズムに合う通貨ペア」が見つかるものです。
また、初心者には扱いの難しい通貨ペアもあります。
⇒ FX初心者にお勧めの通貨ペアは?ドル円・ユーロ円・ポンド円?
イフダン?OCO?FX特有の6つの注文方法を解説!
僕はFXをする際には必ずチャートを映したモニターの前に座ってトレードしていますが、兼業トレーダーの方は、なかなかそうもいかないことでしょう。
そんな時に便利なのが、FXのトレードに用意されている多様な注文方法です。
単純な「指値」や「成行」といった注文だけではなく、「こうなったらこうする」といった市場の動向を事前に想定した発注方法があります。
慣れないうちは多少複雑に感じるかもしれませんが、複雑な注文方法ほど事前の戦略が明確になるので、初心者トレーダーには資金管理の意味も含めて、知っておいた方が良いでしょう。
FXの税金をやさしく解説!認められる経費で課税額を抑える!
FXで勝てるようになってくると、どうしても避けて通れないのが税金です。
僕はFXトレーダーであると同時にファイナンシャルプランナーでもあるので、FXで得た利益や、前年のマイナスの処理といったトレードそのものではないものの、トレーダーに必ずついて回る「お金の問題」についてもお話ししています。
⇒ FXの税金をやさしく解説!認められる経費で課税額を抑える!
FXの始め方!必要なお金や準備すべきものは?
FXが未経験の方にとっては、「いざ始めるとなると、なにから始めていいか分からない」と感じることも多いでしょう。
ここでは、まず最初に必要なFX口座の開設方法や、用意すべき金額、情報の収集方法などをご紹介しています。
また、僕はトレードする上で最も重要な要素は「トレーダーのメンタルコントロールと資金管理」だと思っているので、それらのことについても書いておきました。
これからFXを始めたいとお考えの方は、ぜひ目を通してもらいたいと思います。