FX初心者にお勧めの通貨ペアは?ドル円・ユーロ円・ポンド円?

株が銘柄によって値動きのクセがあるように、FXの通貨ペアによっても、それぞれの「値動きの特徴」があります。
また、株ではソフトバンクや任天堂が個人投資家から好まれるように、FXにも人気のある通貨ペアというものがあります。

各通貨ペアの値動きの特徴を知り、自身の性格に合った通貨ペアを選ぶことが出来れば、トレードが今よりも「自分の感覚に合う」ものになることでしょう。

僕は基本ドル円をメインにトレードしている

僕は基本ドル円をメインにトレードしている

僕は基本的にはドル円ばかりをトレードしています。
もちろん、ユーロ円やユーロドル、ポンド円といった他の通貨ペアもチャートは常に見ていますし、「これはイケる」と感じた時にはエントリーするとこもありますが、ほとんどの場合はドル円一本に絞ってトレードをしています。

その理由は、

僕にとってドル円の値動きが、自分のトレーダーとしての感覚に一番しっくりくる

からです。

これは、他のメジャーな通貨ペアをすべて実際にトレードして来た結果、「体感として得た」感覚なので、理論に基づいたものではありません。

おそらく、ソフトバンク株や任天堂株を好んで手掛けている投資家も、理由があってそれらの株が好きというよりも、「何か感覚的に合う」というフィーリングで選んでいるように思います。

株でもFXでも、そういった銘柄や通貨ペアを見つけることが出来れば、トレードをより有利に戦えるようになるはずです。
FX初心者に方は、せひいろいろな通貨ペアのチャートをウォッチし、何度もトレードを重ね、「自分の感覚に合う通貨ペア」を発見して欲しいと思います。

ドル円は比較的値動きが穏やか

そもそも僕がドル円をメインにトレードし始めたのは、「スプレッドが安かったから」という、理論的でもなんでもない理由からなんですが、結果として、ドル円の値動きが最も自分の感覚に合うものだったんです。

では、具体的にドル円がどう自分の感覚に合っているのかというと、「値動きが比較的穏やかで、行き過ぎることが少ない」と感じるからです。
もう少し正確に言うと、

東京時間におけるドル円の値動きが比較的穏やかで、ある程度チャートの理論に沿った値動きをしてくれる

と言うことです。
通貨ペアの値動きのクセは、東京時間やアメリカ時間といった時間帯によっても様相を一変させるので、一概に言えない部分もあるんですが、少なくとも東京時間のドル円に関しては、僕にはそう感じられます。

FXの時間帯別の値動きの特徴については(↓)の記事をご参照ください。

僕のトレードスタイルは基本、逆張りなので、東京時間のドル円のように攻撃的な(新値を取りに行くような)値動きをせず、「サポートレジスタンスラインや移動平均線に当たるたびに止まってくれる」といった、チャートの理論に則った値動きを気に入っています。



得意の通貨ペアを持つメリット

得意の通貨ペアを持つメリット

僕が知っている株やFXトレーダーは、みな得意な銘柄や通貨ペアを持っています。
昔、同僚だった先物トレーダーたちも、それぞれゴールドや原油、トウモロコシなど得意とする商品を持っていました。

このように「好きな通貨ペア」を持つことのメリットはなんでしょうか?

まず言えるのは、その通貨ペアの値動きをチャートを通して朝から晩まで、毎日毎日見ているうちに、その動きが「身体に染み付いてくる」ということです。

毎日チャートを見ているうちに、その値動きのクセが身体に染み付く

僕はFXのトレードとは、「理論に則ったものでなければならない」と思っています。
自分がトレードする場合には、エントリーする根拠は?リスクリワードは合うか?利確とロスカットすべきポイントは?といった項目に対して、すべて明確で論理的な説明が出来なければエントリーしません。

このように、FXのトレードというのは理論に裏打ちされている必要があるのですが、その一方では、「感覚的なもの」もまた重要なんです。
動物的勘とでも言うか、「身体で感じる」こともトレードには必要です。

その「勘」だったり、「身体で感じる」という部分は、チャートを眺めている時に、「あれ、何かおかしい」とか「なんとなく嫌な感じがする」といった感覚でトレーダーに伝わってきます。

そして、この「感覚」を鍛える唯一の方法が、

毎日、ただひたすらチャートを見続け、その値動きのクセが身体に染み込むまでチャートを見続ける

ことです。
この作業をする上では、初心者のうちは、あれもこれもといろいろな通貨ペアを見るよりも、ひとつの通貨ペアを決めてウォッチし続ける方が、早く身体に染み込ませられると思います。

さっきは、「初心者は、いろいろな通貨ペアのチャートをウォッチし…」と書いていながら矛盾してると思われるかもしれませんが、ある程度いろんな通貨ペアを見比べたあとは、「これだっ」というひとつに絞るのが良いという意味です。

僕が相場の世界で20年近くも生き残って来られたのは、理論に加えて、毎日ドル円のチャートを眺め続けたことで身に付いた「感覚」によるものだと思います。

FX初心者の方は、そういった「感覚」が身体に染み込むまで、ひとつの通貨ペアのチャートを見続けて欲しいと思います。

ポンドは性格的に向き不向きがある

ポンドは性格的に向き不向きがある

日本のFXトレーダーに人気の通貨ペアと言えば、まずはドル円、で、その次がポンド円かもしれませんね。

ポンドは値動きが軽く、ボラティリティが高いので、きっと「トレードしてて楽しい通貨ペア」なんだと思います。
株で言えば、新興市場の値の軽い銘柄が個人投資家に好まれるのと同じ理由なのでしょう。

確かにポンドのチャートを見ていると、値動きが激しいので刺激的ですし、上手く当たれば儲かるのかもしれません。

でも、僕は基本的にはポンド円もポンドドルもトレードしないことにしているんです。

それは、ポンド円が悪い通貨ペアと言うことではなく、単に「僕の感覚とポンドの動きが相性が悪い」からです。

過去にはポンド円やポンドドルも何度もトレードしましたが、ドル円のトレードよりも明らかに成績が悪かったんです。
数字だけではなく、実際にポンドをトレードしている最中も「何か違和感があって、相場と嚙み合わない」という感覚が常にあります

この辺りはもう理屈ではなく、性格の問題だと思います。
僕は穏やかな値動きをしてくれる通貨と相性が良いので、その正反対の特徴を持ったポンドは生理的に合わないようです。

常に行き過ぎるポンド

もう少し具体的にポンドの値動きについてお話しすると、「ポンドはいったんひとつの方向に走り出すと、突っ走る習性」があります。また、「本来ブレーキとなるサポートレジスタンスラインを、勢い余って行き過ぎる」ことも多いように感じます。

こういう動きをされると、チャートの理論に従ってトレードする僕のような才能のないトレーダーは、トレードする根拠を失ってしまいます。
加えて、ボラティリティの高い激しい上下運動によって、心理的にも不安定になって、誤った判断をしてしまいがちになります。

もちろん、これは僕の場合であって、ポンド円やポンドドルを好んでトレードしている人は沢山いますし、大きく稼いでいる人もいます。
要は性格の問題です。

結論:お勧めの通貨ペアはそのトレーダーの性格によって異なる

FXのトレードは、心の問題がすごく大事なので、僕のように「動きが穏やかな東京時間のドル円が好き」という人もいれば、「動きの激しいポンド円やポンドコアラが好き」という人もいます。

ただ、基本的には初心者のうちは、動きが比較的ゆっくりな通貨や時間帯を選んでトレードする方が良いと思います。
なぜなら、チャートの動きが遅い方が心がかき乱されないからです。

FXに限らずトレードは、自分のお金が激しく増えたり減ったりして行きます。
そんな光景を目の当たりにして、心が動じない初心者トレーダーはまずいないでしょう。

心が動揺すると、人間は恐怖や不安、あるいはアドレナリンで高揚したりして、普段通りの冷静な判断が出来なくなります。

冷静でなくなったトレーダーが、沈着冷静なベテラントレーダーのカモにされるのは、昔から変わらない「相場の掟」です。

なので、この項のタイトルに書いた「お勧めの通貨ペアはそのトレーダーの性格によって異なる」の意味は、人それぞれ心が落ち着ける状態が違うので、まずは、

トレードしていて、一番心が落ち着く通貨ペアを見つけること

ということです。
一般的にはドル円が初心者トレーダーに向いているとは思いますが、そうでない場合は、いろいろな通貨ペアを試してみて、「最も心が落ち着く」通貨ペアを探してみてください。